『魔女の弟子の矜持』

『魔女の弟子の矜持』


第3次魔法大戦

とある2人の魔法少女の戦闘が始まろうとしていた。

「おーほっほっほっほ。あなたも軽く捻り潰して差し上げますわ」

さて、お相手はどんな魔法かしら。お手並み拝見とさせて頂きますわ

「ハッ!まさか魔女の末裔であるこの私に戦いを挑む奴がいるとはな」

ほう、まさか魔女の末裔の方がまだいらっしゃったとは。では、魔術の実力はいかほどか試させて貰いますw...


「魔女の末裔の実力。思い知りな!固有魔法『氷雨(アイシクルレイン)』!そして更に加速魔術の付与!さぁ無様に屍を晒しな!」

ヴァイスハイトに加速した氷の雨が上から襲い掛り、土煙がたつ。

「はーはっはっは!この天才である私にかかれば2つの魔術を使う事ができるのさ!思い知ったか!って、もう死んでるか...ん?」

土煙が晴れると無傷の奴がいた。

「なんだと!?なんで無傷なんだよ!この天才の私の攻撃なのに!」

「...けるな。ふざけるな。ふざけるなふざけるな!その程度の魔術の構築で天才?その程度の魔力の練り方で天才?貴様は今すべての魔女とその弟子をその程度以下と言ったか?」

「ひっ」

「魔術とは覚えるだけで終わりだと思っているのか?術式を学び、より深め、より自分の解釈を混ぜて初めてその魔術の基礎を習得したと言えるのだ。なんだその魔導書に書かれている解釈できるように敢えて穴だらけの術式をそのまま馬鹿正直に使っているのは!そして碌に練習もしていないような発動の仕方は!

いいか、一つ教えてやろう。魔術とは魔力を使った技術というわけではなく、魔術とは一つの学問なのだ。それを何だ。魔導書の表面だけを読み、解釈、思考、考察しないなど、その魔導書を作った人間に対する冒涜でもあるぞ!...いいだろう。貴様にはこの銛を使わず魔術で殺してやろう。感謝しながら地獄に堕ちよ!」

「ま、まさか貴様もっ!」

「『~氷弾(アイシクルショット)』『~加速』」

「ぎゃあ!う、腕が、腕がぁ。」

「ほら、魔術の基礎である『治癒』を使う時間をやろう。...遅い!『~火球』

『~~付与:爆破』!」

「あ、足がぁ。『~静電気』あああああああああぁ」

「貴様はすぐには殺さない。いくら強靭な肉体であろうとも筋肉に電撃はよく効くでしょう?次、『魔力よ、敵を穿て。魔力弾(マジックショット)』『~加速』

『~~付与:呪い』」

「ぎゃああああ!右腕が腐り落ちて、核m...あっ」

「さぁ。早く反撃なさい!まだ終わりませんわよ!...あら、死んでいる?そこまで強い呪いはかけてませんが...あら、核」

「存外、あっけなかったですわね。魔術をそらすか軽減するための基本的な魔法も火球等の物理現象をもった魔術をそらすか軽減するための基本的な魔法も使ってませんでしたし、無痛魔法くらいは持ってると思ってましたのに」

「さて、と、次の敵を探しましょうかね?」

Report Page